標準品のフュエルリッドは、キーを差してロックを解除しないと開くことができません。
GSでいちいちキーを抜き差しするのは面倒だし、たった一つしかないキーのスペアを作ってくれる店も近くにないので、キーを使わず開閉できるようにしました。
キーの回転に合わせて回る内側のロック金具を外し、円形のワッシャーに交換すれば完成です。
ヤフオクでたくさん出品されているタイプの、簡易アライメントゲージです。使い方は簡単で値段も安いので、走り屋さんなら持っていた方が良いでしょう。
アライメントの調整がシンプルでやりやすい車なら、このゲージがあればもうショップに頼る必要がなくなるかも?
大雑把にいうと、次の順序になると思います。
1.リヤのスラストラインを補正する。
リヤタイヤが直進しようとする方向が左右でマチマチだと、お尻が横に流れて車は斜めの姿勢に走ってしまいます。まずはこれを補正しなければなりません。
4輪を囲うように糸を張ってキャンバー、トーを確認します。このとき、糸とタイヤが触れないように、直径数センチ程度の筒を挟み込みます。トイレットペーパーの芯は変形しやすいのでダメだと思います。
ここでは目視で差異が見られなかったのでそれでOKとしました。キャンバーとトーは簡単に調整できる構造ですが、スラストラインを完璧な精度に仕上げるのは骨が折れる割に効果が感じられない?という判断です。
ちなみに、リヤはわずかな(1度未満?)トーインでした。
ところが右のリヤフェンダーとタイヤはツライチなのに、左はタイヤが数ミリフェンダー内に入っているのを見つけましたが、これはご愛嬌です。調整のしようがないし、4輪がそこそこバランスされてたらそれで良しとします。
2.フロントの調整
まずはキャンバーを確認します。これが狂っていると、トーまで狂うことになります。
キャンバーは、ホイールの上下2箇所のポイントが、どれだけ横水平方向にずれているかを読みます。ウエスト号では正確な角度までは計算していませんが、左右ともほぼ揃っている(0.2mm程度の差)ことを確認したのでこれもOKとしました。これ以上にはこだわりません。
最後にトーの調整です。これが一番簡単で、アライメントゲージを左右にセットして、ゲージ前後のポイントを左右で結んだ長さを読むだけです。
ここで5mmもの差でトーイン寄りになっていたので、タイロッドを回して調整完了。キャンバーはネガティブに0.5度程ついていますが、トーは0度にしました。