2005/08/23

カムシャフトの交換

中低速トルク型のCVHエンジンを、ちょっとだけスポーティーな味付けにするため、ハイカムに交換しました。
英国のBurtonPowerから通販で購入し、海外の書籍やWEBから情報を検索して自分で交換しました。
国内では珍しいエンジンだから、これを参考にしたい人はいないでしょうが、折角だから大雑把にでも交換手順を説明しておきます。



1.ノーズコ
ーンを外し、タイミングベルトのカバーを外す。
2.オルタネータの固定ボルトを緩めベルトを外す。
3.スパークプラグを全て外す。
4. カムプーリーのボルトにレンチをかけて、プーリーのトンガリ△マークをシリンダーヘッドの○マークに合うように回し、同時にクランク側のプーリーの凹マー クも真上にあるクランク角メモリの「0」に合っていることを確認する。これで1番ピストンが圧縮上死点の位置になる。
5.ウォーターポンプを覆っている樹脂製カバーを外す。
6.タイミングベルトテンショナーを緩めてタイミングベルトを外す。
7.クランク側のプーリーを外す。
8.エンジンヘッド上のカムカバーを外す。
9.ロッカーアー
ム状のナットを外し、ロッカーアームと油圧ラッシュアジャスターを全て取り外す。
10.カムシャフトを前方側で固定しているスラストプレートを外す。



11.カムシャフトを後ろに抜くように、ヘッド後方にあるメクラ蓋を外す。真ん中に太目のボルトを捻じ込んで引き抜くなどの方法があるが、今回はカムシャフトを前方から押し込んでメクラ蓋を追い出すというチカラワザで対応した。
12.カムシャフトを後方にゆっくりと抜く。バルクヘッドに当たるので、斜めにする必要あり。
13.純正カムシャフトに付いているノックピンをマイナスドライバーで軽く抉って外し、新しいカムシャフトに金槌で軽く叩いてはめ込む。
14.新しいカムシャフトを入れる。ヘッドに入っているカムキャリアのベアリングは交換不可能なので、壊さないよう慎重にまっすぐ入れる。ベアリングを壊したら、ヘッドごと交換する必要あり。
これ以降の組み立
ては、上記の逆順でOK。


燃調は標準カムのセットからMJだけ10番大きくした暫定セットですが、初走行の印象です。
ノーマ ルカムのトルクカーブを1000回転ほど高回転側に移動し、かつ右肩上がりにした感じです。2000回転以下のトルクは少し細くなりますが、タウンスピー ドではなんら問題はありません。回転が上昇するほどに元気になり、6500回転までしっかりパワーがついてきます。もっと回ろうとしますが、壊したくない のでここまで。
爆発的にパワーアップするわけではありませんが、高回転でトルクが維持できる分だけパワーアップしているという感じです。
バルブリフトが1.5mm少々増えるのでバルブサージングを心配していましたが、ノーマルのバルブスプリングでも大丈夫ということがわかりました。ただエンジンオイルを少柔らかくするなど、ラッシュアジャスターの動きを助けてあげないとダメかもしれません。

Model CVH 1.3 / 1.4 / 1.6 Hydraulic
Part Number CVH22
Application Sports ' R '
Power Band 2000 - 6500
Cam Lift 6.80mm
Valve Lift 11.10mm
Duration 274 278 Degrees
Timing Figures 28/66 68/30
Valve Timing 109 Degrees
Valve Clearance 0.00mm

2005/08/22

タイミングベルトの交換

写真の上は今まで使っていたもので、フォードの純正品です。1万キロしか使っていないので状態は悪くなく、まだまだ使えそうですが、念のため新品に交換し、取り外した方はスペアにしました。

写真の下はストックしておいた新品で、こちらもフォードの純正品。ただし幅が3mmほど狭いです。品番の中に「BA」とありますが、上の写真は「AA」です。これが幅の違いを表しているのかな?

2005/08/21

オルタネータベルト交換

写真の上が今まで使っていたもので、下が新しく組み付けるものです。
型番が違うように、山のピッチも新しいベルトの方が短いです。プーリーに歯がついていないので、関係ないようですが・・・。

ウォーターポンプ交換

行距離は2万キロに満たないものの11年目を迎えた車なので、念のためウォーターポンプを交換しておくことにしました。











古いウォーターポンプの状態ですが、まだまだ使えるようです。内部もうっすらと汚れていますが、腐食が進んでいるようにも思いません。
古いままで組み直そうかとも思いましたが、わざわざ分解した甲斐もないので、新品に交換しておきました。
取り外した方は、万が一の時のためにスペアパーツとして
ストックしておきます。

2005/08/20

冷却水経路の洗浄

この夏場は水温が高めで何度か不安を感じることがあったので、冷却関係を点検整備することにしました。
ウォーターポンプを交換する予定ですが、その前にクーラントに洗浄剤を入れてクリーニングしました。

昨年11月には水道水の循環だけで洗い流したのですが、それから9ヵ月後の今、ドス黒く汚れたクーラントが出てきます。洗浄剤が効いているのでしょう。

念のため5回すすぎ洗いをして完了としました。

2005/08/06

燃料ホース交換

古い車なので燃料漏れトラブルの心配がありましたが、やはり先日の電磁ポンプ交換の時に、燃料ホースの接続部がかなり痛んでいることを確認しました。

車検時に総チェックのうえ交換。
これでしばらくの間は、火事の心配をしなくて済みそうです。