
トヨタが、EV(電機自動車)でニュルブルクリンクのラップレコードを狙っているそうです。
車両は、Radical SR をベースとした e-wolf Alpha-1 SRF に、リチウムセラミックバッテリーを搭載したもの。このバッテリーは、推測ですが産業技術総合研究所と共同開発した全固体薄膜リチウムイオン電池のことでしょう。
生産性が大幅に向上し、エネルギー密度も高いとのこと。
ニュルブルクリンクでの6分48秒!というとんでもないタイムを持つRadicalをベースにしているから、シャシーの速さは一級品ですね。
そこで、ベース車両からトヨタ仕様?に至るまでのスペックを比較してみました。
車体重量 490~650kg 最高出力: 100~450ps
e-wolf Alpha-1 SRF(EV)
車体重量: 970kg 最高出力: 381ps 0-100km/h: 3.9秒
最高速度: 230km/h
トヨタ仕様(EV)
車体重量: 970kg 最高出力: 381ps 0-100km/h: 3.9秒
最高速度: 260km/h
あれ?
トヨタ仕様とe-wolfの違いは最高速度だけ。
ということは、トヨタ仕様のバッテリーを積んでギア比を変更しただけでしょうか。
いやいや、同じモーターで加速タイムを変えずに最高速度を大幅に上げるなんて不可能なはず。
e-wolfのトランスミッションを調べたら、EVらしくギア比は2.5:1で固定になっているので、トップギアだけ変えるというのは無理。
いや、新しいバッテリーは内部抵抗が少なくて・・・なんて色々考えてみるものの、いまひとつ納得できません。
それはともかく、EV最速ラップを叩き出せば、Radicalの株は上がるはず。<トヨタじゃないのかよ
いやね、応援したいのはトヨタでもe-wolfでもなく、Radicalなんです(^^)
【記事】
トヨタのEVマシン、ニュル新記録なるか?(カービュー)
ニュルブルクリンク(Wikipedia)