カムシャフトの交換とキャブレターのセッティングで、前回の38馬力(駆動輪出力)から71.9馬力にupしました。
左のグラフはトルク、右はパワーを表します。
5000回転以下のトルクが伸び悩んでいるのは、中速の燃調が濃すぎるからです。
左のグラフはトルク、右は空燃比を表します。
中速域でかなり燃調が濃くなっているので、十分にパワーが出せない状態であることがわかります。通常の走行ではポンプジェットが働くので、更に濃くなりますね。
キャブレターのエマルジョンチューブが合っていないと判断し後にF11からF16へと交換したところ、中速域の濃さは改善されたようです。
他のオイルに何度も浮気していますが、必ずMOTULに戻ってしまいます。
エンジンレスポンスの向上が体感できる、優秀なオイルです。
お勧めのオイルは?と聞かれたら、迷わずMOTUL・300V!と答えています。
性能が維持できるのは毎週末のツーリング等に使って4000キロ~7000キロのようですが、これだけ持てば十分か?
最新の車ならもう少し長持ちしそうですが、キャブ車には辛いと思います。
バイクマフラーのテールの処理を変えました。
今まではテールエンドで強引に排気方向を変えていたためか、排気音が少しざらついているような気がしました。
そこで、排気方向を下向きに変えるマフラーカッターに変更。説明書に書いてあるボルトによる固定ではなく、「無理やり嵌め込み方式」です。
写真はとりあえず仮止めの状態ですが、マフラー自体の排気抵抗が少ないので、音の透明感がUPしたようです。また排気方向は極力下に向けるようにして、音量も下げています。
ますます良い音になったので、もう普通のマフラー(?)には戻れません。
今後は、マフラーカッターの脱落防止をどうするかが課題です。ボルトを短く切ってテールパイプの内側に1mmほど貫通させるか、単にステンレスバンドで締め付けるか?
以前バイク用マフラーを試験的に取り付けたのですが、作業の完成度が低かったので改良を加えることにしました。
変更点は以下の通り。
1.フランジとステンレスパイプの溶接角度を浅くして、マフラー本体の後端とボディのクリアランスを1cm増やした。
2.フランジとステンレスパイプの溶接部分の荒隠しのため、ステンレスシートを巻いてバンドで固定した(笑)
3.マフラーの差込部分(入口)にスリットを入れて、マフラーパイプとバンドで固定するようにした。
4.マフラーバンドを使い、マフラーを上から吊るようにした。これによりボディに取り付けるステーも変更。
5.テールパイプのカール部分を切断し、同じ径のマフラーカッターを加工し斜めにバンドで固定した。これにより排気ガスがフェンダーに当たらなくなった。
マフラーのパイプ接続部の溶接に亀裂が入ったので、修理しました。
そこで今後の対策として、テールパイプの支持ステーに防振ゴムを付けました。今までは防振ゴム無しでステーに弾力性を持たせていたのですが、それでは不十分のようです。
防振ゴムは適当なもので良かったのですが、ウエストフィールド本社から取り寄せた物があったので、それを使いました。消耗品であるゴムパーツは何かのついでに買っておくと助かりますね。