2005/11/21

第3回パワーチェック

前回まではダイナパックで駆動輪軸馬力のみを測定してきましたが、今回は一般的なローラー式シャシダイを利用しました。
ローラーを回すのに要した出力値に、駆動抵抗でロスした出力を計算して足すことにより、エンジンの軸馬力を計算します。
この方が一般的にわかりやすい数値が出ます。




計測馬力(後輪) 94.5PS / 5,642rpm
修正馬力 110.2PS / 5,642rpm
修正トルク 14.3kg-m / 4,854rpm

トルクカーブが薄くて見にくいですが、3000回転以上で僅かに右肩上がりのフラットな特性であることが分かります。


燃調を変えて2度測定しました。
AJ(エアージェット)を#220→#230へと大きくして燃料を薄くして、IJ(アイドリングジェット)でスローを補うセッティングにしたところ、計測馬力(ローラー)は4.2PS向上しました。
これで、自己流のキャブ調が完成したことにしておきます。

その違いをグラフにしてみたのですが、AJの変更は全域に影響することがわかりますね。
3000回転以下は逆転しているように見えますが、これは測定開始時のアクセルの踏み方の違いが出ているだけなので、無視して良いと思います。

セッティングデータ
I/J(50F8) M/J(140) A/J(230) P/J(40) E/T(F16) O/V(34) I/V(4.5)

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