ノートPCにVineLinux4.2をインストールし、サクサクと何の不便もなく作業できる状態になりましたが、PCにホビー性を求める私にはもの足りないので、再度
Ubuntu9.04に挑戦することにしました。
Ubuntuはデスクトップ環境に特化し使いやすさを追求したLinuxOSです。
使いやすいということは、ユーザーインターフェースが充実し専門知識を要求しないということであり、その分動作が重いということです。
2GHz程度のデュアルコアならサクサク動きますが、PentiumM1.4GHz+768MBのThinkpadX31には「地獄の重労働」で、今まで使っていたWindowsXPの足元にも及びません。
これじゃLinuxの意味ないじゃん!と一瞬思いましたが、古いPCを蘇生するためにLinuxの意義があるというのも偏った考え方で、時代の変化に応じた進化を受け入れることも大切です。
Ubuntuが遅いのは、PCのシステムに応じたチューニングが不完全じゃないのかな?(と勝手に想像している)
Ubuntu9.04をインストールして最初に参考にさせてもらったのが「
Sickly Life」というサイトで、実用上必要なソフトウェアとインストール方法が詳しく紹介されています。
では高速化の話ですが、万年Linux初心者の私が難しいことをやるとシステムを壊すので、デスクトップ環境とWWWブラウザについて見直しを考えました。
デスクトップ環境の標準は
GNOMEで、高機能で扱いやすいのですが、古いVineLinuxならともかくUbuntuと組み合わせると重いのなんの・・・
そこで最初に試したのが
Xfceです。
メニュー体系がすっきりしているものの慣れれば何の不自由もないし、動作もGNOMEより明らかに速いです。
次に試したのが、LXDEです。
見た目はXfceより更に簡素化されている雰囲気ですが、基本がUbuntuなので機能的に不自由を感じることはないでしょう。
Xfceより明らかに速く、これがメインになりました。
というか、今のPC環境ではこれしか無いということなんですが(汗;
次は、使用頻度が非常に高い「WWWブラウザ」について検討してみます。

(1)メインに使っている「Firefox3.0」(写真左上)
ネットで検索した高速化のチューニングをしても、Fasterfoxなどの高速化アドオンを使用してもまだ遅い。メモリーの消費量が増えてくると、非常にもっさりした感じになります。
おまけに、ウインドぅを縮小するとHPによってはスクロールバーが表示されないことがあるんです。
近いうちにUbuntuでもFirefox3.5が使えるようになるから、もう少しの我慢でしょうか。
(2)Epiphany(写真左下)
Firefoxに似た操作性で、動作も全体的に軽いです。ただしウインドウサイズの横方向の調整は、写真の範囲が最小となります。
いくらかの拡張機能も用意されており、メインに使えるブラウザです。
(3)風博士(写真右上)
高速な超軽量ブラウザで、マウスジェスチャも使えるからこれで十部かもしれません。
惜しいのは、上記2種と比べてFlash動画の再生がスムーズではないことです。
またリンクを全て新しいタブで開きたがるなど、多少慣れる必要があります。
(4)Google Chrome(写真右下)
シンプルすぎて使いにくいですが、非常に軽く動作します。
まだFlash動画が再生できないなど正式版ではありませんが、速度を犠牲にせず多少のカスタマイズ性を身につければ、Firefoxから乗り換えても良いと思うほど。
今後に期待します。
とりあえず、私のPCではUbuntu+LXDEで何とか実用速度を確保しましたが、LinuxはWindowsのようなファイルの断片化による速度低下が起こりにくいから、今の速度が維持できrならOKでしょう。