2010/02/28

HONDA・CR-Zに試乗しました。



話題のハイブリッド・スポーツ、「CR-Z」に試乗しました。
デザインは、少しフロントのオーバーハングが長く感じられる印象ですが、ネット上の写真で受けた印象ほどではありません。幅は3ナンバーサイズですが、全体にコンパクトにまとめられた塊感があり、走りへの期待が膨らみます。

早速乗り込んでみましたが、屋根が低くて上下方向には窮屈な感じでした。ウエスト号の車高と着座位置はもっと低いですが、屋根が無くて頭を打つことはありませんから(私の座高が高いのは秘密) 小学2年生の息子と協議した結果、ドアが無く大股開きで乗り込まなければいけないウエスト号の方が、CR-Zより乗り降りは楽だという結論に達しました(笑)
しかし一度シートに収まってしまえば、快適なものです。シートは大柄だけどフィット感は良く、ステアリング、ペダルとの位置も適切でドライビングポジションはきっちりと決まります。問題は目の前のブルーでキラキラしたインパネでしょうか。シンプルなアナログ好きな私には、派手すぎて恥ずかしいです。

 走り出して見ると、すぐに豊かなトルクを感じることができました。モーターアシストがあるから当たり前ですが、超フラットトルクで余裕すら感じます。アイドリングストップからの再始動のタイミングもインサイトより自然で、誰でもすぐに普通のエンジン車の感覚で運転することができるでしょう。そして現代の車らしく、吸排気音は「過剰に」抑えられ、歩留まりを配慮してかエンジンバランスもそこそこ。レヴリミットも「低く」、正に実用セダンにピッタリ!の汎用パワーユニットという印象です。スポーティーさを売りにしているCR-Zには、ちょっと合わないかも? 特に今回の試乗車の変速機はCVTであり、アクセルを踏んでから期待通りの加速Gを感じるまでに大きなタイムラグがあるのも辛いところで、パドルシフトでマニュアル操作をしてもギア比が固定されにくくドローンとした印象を受けます。CVTのマニュアルモードなら、我が家のエアウェイブの方がダイレクトで楽しいです。CR-ZにはMTモデルがあるので、一度乗ってみたいです。

試乗車なのでハンドリングの限界を試すことはできませんでしたが、軽いスラロームや交差点では、落ち着いた安全な味付けだと感じることができました。切り返しのレスポンスと回頭性の鋭さは、感覚的にはウエストフィールドの1/3、バーキンの1/4程度だと思います(ケーターハムはグレードで激変するから比較が難しい) 無茶な比較は冗談として、車格やサイズを考慮すると、もう少しクイックさがあっても良いのではないでしょうか? ただ、速度が増すほどに感覚のずれが少なくなってくるので、設定したスピードレンジが高いのかもしれません。

気に入らないことも書きましたが、個人的には週末の足として欲しい車です。
・やっぱりエコ性能
・街中で疲れない程度の、適度なダンパーの締まり具合
・回さなくても追い越しができるトルク特性
・ラジコン飛行機が積めるスペースがある。

個人的に注文を付けるなら・・・
・「エンジンの吸排気音+モーターの回転音+変速機」の刺激的融合が欲しい
・もう少しダイレクトなハンドリングを
・安くならないかな?

2010/02/18

iPhoneの回線速度

XtreamelabsのSpeedtestというアプリで3G回線の速度を測定したところ、想像以上に良好な数値が得られました。
Safariでブラウズするとそれほど速くは感じないけど、それはオーバーヘッドの大きさがネックになっているようです。身軽なブラウザーでは体感速度が倍増することを考えると、Safariにはもっと頑張ってもらわないとダメですね。
Safari比で6倍速という、OperaMiniに期待が膨らみます。

昨夜、LA FONERA2.0を注文しました。
これで屋外でのWiFi環境が良くなるかな?と期待しています。

2010/02/07

音声認識@iPhoneを比較してみた。

iPhone用の音声認識技術を使った3種類のアプリについて、先ほどコンビニの駐車場で認識性能を比較してみました。
モバイル機器には明るい未来が・・・

1.音声認識付箋ST
画面の中の、※印以下が本当です。
「メガ」の部分が、何度やってもダメでした。ちなみに、iPhoneの辞書なら一発で出ます。「大」+「好評」も、「代」+「好評」になってしまいます。学習させることができないので、いつまでも同種の誤変換が続くということですね。
学習機能や辞書の規模が大きくなると変換速度が遅くなるので、このあたりで妥協しているのかもしれません。
しかし、多少間違っていても許す気持ちになれば、このアプリは強力なメモツールとして使えるでしょうね。
次期iPhoneの性能に合わせてアップデートされるバージョンに期待します。



2.TweetMe
音声認識が可能なTwitterの高性能クライアント。
このアプリに使われている音声認識技術は、上記「音声認識付箋ST」と同じAmiVoiceです。それを裏付けるように、同様のテキスト変換結果が得られました。大きな違いは、変換候補を表示できることと、辞書登録機能です。
今回のサンプルでは、何度入力しても「メガ」を「目」+「が」として認識してしまい、「メ」だけでも変換候補から選びたかったのですがそれもできず。「代」は「大」に修正することができました。
そこで「メガ」を単語登録したら、次からは一発で変換されました。辞書登録語を優先するようですね。
よく使う言葉を辞書登録すれば、変換効率は飛躍的に向上します。
もちろん、システム本来のポテンシャルを上げてもらった方がありがたいですが、それも問題でしょうね。

3.Google 音声検索
WEB検索に音声認識を導入しています。
これがまたすごい認識性能で、たいていの文章を一発でテキスト変換してしまいます。上記2種で入力した同じ言葉を入力してみると、何度やっても正確に変換します。(拡大して「ウェブを検索」の下を見ればわかります)

他の各種Googleサービスにも適用を拡大してくれると、非常に助かります。
Google Noteboookで音声入力ができれば、他のメモアプリは不要ではないかと。

音声認識付箋ST@iPhoneアプリを使ってみた

タッチパネルでの文字入力は、機械的なボタンとしての節度が無いためか、感覚的にやりにくいものだと思います。
iPhone自体の日本語変換精度も良くないので、iPhoneを使っているほとんどの人は好んで入力をしたいとは思わないでしょう。

そこで、メモ用に音声認識アプリを使ってみることにしました。「音声認識付箋ST」は、ちょっとしたメモを音声からテキストに変換し、付箋に貼り付けて管理するというもの。
実績のある音声認識技術AmiVoiceが使われており、変換精度は悪くはありません。ただし、単語の変換候補が表示されないし、誤変換でも即確定されてしまうので、後で修正するのが面倒です。
単語登録・辞書学習の機能も無いので、ユーザー側が変換精度を高めることはできないでしょう。

アプリの機動に10数秒~20秒弱かかるので、気軽にさっと使えるメモアプリではありません。簡易なメモであれば、標準でインストールされている「メモ」を使って、フリップで確実にテキスト情報を刻み込む方が、トータルでは早いこともあります。
見かけの付箋も枚数が増えると目障りになるので、リスト形式の方が使いやすいかもしれません。
しかし、なぜかトップページに置いたまま、時々付箋に向かってつぶやいてしまうのです。
モバイル機器の入力デバイスとして、音声の利用は非常に有力なもの。
これからが楽しみです。