今まで使ってきたステンレス製の純正のエキマニが脆くなり、割れの修復が難しくなってきました。そこで新調しようとメーカーに問い合わせたところ、ステンレス製の純正品はもう取り扱っていないとの返事がありました。国内でもたたでさえ少ないウエストのこと、中古品すら見つかりません。そこで、北海道のウエストオーナーから譲って頂いたエキマニを使うことにしました。今ら20年ほど前に製造されたものです。

写真の上が今まで使っていたステンレス製のエキマニで、下がその旧型のエキマニ(鉄製)です。集合部の処理とベンダーで曲げた部分の形状が時代を感じさせます。
旧型の方がパイプの径が小さくて集合部までが長いので、ボディから取り出す穴の位置も前方へ、下方へと広げる必要がありました。しかもエキマニが下のフレームにかなり接近しており、接触するのでは?という不安もあります。エンジンが大きく動かなければ大丈夫だと思いますが。

なんとかインストール完了。
錆色が・・・
全く設計が違うので、エンジン特性は豹変しました。最初交換した直後は分からなかったのですが、しっかりとキャブ調整をしたら、下のトルクが大きく増えたのです。今まではパワーバンドに入る回転数が2800rpmでしたが、それが2200rpmまで下がり、レスポンスも吸気音も大幅UPです。発進後にアクセルを少ししか踏んでいなくても、WEBERの快音と共にグングン加速します。
逆に高回転の吸排音は若干静かになりパンチが和らいだような?気もしますが、中低速が速い方が峠やミニサーキットでは楽しいはず。
ピークパワーが気になった時期もあるけど、昨年からWEBERのアウターベンチュリーを小さく(φ34→32)するなど、トルクの重要性を感じているのです。