2010/09/13

キャブ調スタイル

 先日のサイレンサー交換を最後に、エキマニ以降の全ての排気系パーツを細いタイプに交換したことになります。中回転域のトルクを確保すると同時に低爆だった排気音を静で乾いた音に変えるという目的は達成しましたが、(気が遠のく暑さのせいで)暫定のキャブセットで走り続けてきたので走りには多少の不満がありました。そろそろしっかりと調整したいと思い、重い腰を上げました。
 今セッティングしているのは、ミニサーキット用です。2速と3速しか使わないので2つのギア間の繋がりのみ配慮します。公道でも山道を気持ちよく走ることを想定して、同じ感覚でセッティングすれば良いと思います。こうすれば4速と5速は少し薄くなりますが、そんなギアで全開にする場面は自分では考えられないから無視しちゃいます。排気管が細くなり「濃い」症状が出たので、今まではとりあえずAJを大きくして薄目に調整してきました。しかし今度はMJもAJもサイズダウンしたセットを煮詰めようと思います。その方がアクセルレスポンスが良く、排気音もより乾いたものになるからです。低回転から一気に踏み込むと息つきを起こしやすくなりますが、それが本来のWEBERのレスポンスだと思います。MJとAJ共に大きくするとラフにアクセルが踏めるので、急いで調整したり大口径のOVを入れた時にはよく使う手ですが、キャブらしさが薄れるのは悲しいことです。
 あとはドライバビリティを向上させるために、バキューム進角を復活させます。過去にも手間暇かけて弄ってきたのに十分な成果を出せないまま放置していましたが、今回はECUのバキュームセンサーに繋ぐホースにワンウェイバルブを入れて負圧が抜けないようにし、常に進角した状態を維持させようと考えています。ECUは賢いから、適当な状態でバキューム進角をキャンセルしてくれるようです?(未確認情報)もし高回転でキャンセルされなかったら、その時は秘策を持ち出しましょう。これでまた中低速の然調を見直さなければなりませんが、絶大な威力を発揮するバキューム進角だから、チャレンジする価値は十分にあります。
週末よ、早く来い!

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